Category: 海外の話題
北朝鮮の≪将軍様≫こと金正日(キム・ジョンイル)が死んだらしい。朝鮮中央通信は、金正日が
『地方視察及び指導に向かう列車の中で過労により息を引き取ったこと』を伝えている。死因は心筋梗塞とされているが、果たしてどうだろう。暗殺も考えられなくもないが、身辺警護が厳重なため有り得ないか?余りに衝撃的なニュースだったが、あの国は何が起こるか判らない、即ち何でも有りの国なので驚くに当たらないのかもしれない。そう考えると死亡したと伝えられた日時も疑わしい。
但し、今後が問題なのでる。金正日には5人の夫人・愛人がいるらしく、公には3男5女が居ると言われている。略後継者は、2009年に3男の金正恩(28歳/キム・ジョンウン)に決まったようだが、すんなりいくかどうか判らない状況だ。同じ金英姫(コ・ヨンヒ)の腹から出た金正哲(30歳/キム・ジョンチョル)や成蕙琳(ヘン・ソリム)の息子で日本に来た事が有る金正男(40歳/キム・ジョンナム)の存在が有るからだ。
金英姫は亡くなる時、現在の夫人である金玉(キム・オク)に2人の息子の将来を託したらしい。当面は葬儀等、内政主導で動かないだろうが、金日恩は若いため指導力に欠ける思われ事から間違いなく権力争いが顕在化してくる筈だ。横田めぐみさんが育てたという説も有るが金正恩だが、我々日本人の関心事はやはり『拉致問題』がどう動いていくかだろう。
2011年11月9日(水) ≪薄情社会、中国≫
今、中国では何が起きているのだろうか?「見死不救(死にそうな人を助けないで見殺しにする)行為を罰すべきだ」。事件が起きたのは13日の夕方だった。仏山市の金物市場で、ワゴン車が路地を横断中の女児をはねてそのまま逃走、その後に通りかかった18人は路上でもがく女児の様子をのぞき込むなどしながらも救助せずに放置し、更に女児は別のトラックにも轢かれ死亡したという。日本では有り得ない光景だが、中国社会でも事件を受けて弁護士や一部の若者を中心に道徳心の回復を訴える声が高まってきたという。
13億3千9百万人の人口を擁し発展一辺倒でまい進する一方、鉄道事故などの対応をめぐり国際社会から「人命軽視」と批判される中国だ。我が国の輸出相手国のトップが2009年度以降アメリカから中国に入れ替わった。輸入相手国も同じく2002年以降中国が、アメリカに取って変わっている。TPP交渉が政局の焦点になっている現在、我が国にとって最も重要な国は中国と言えよう。そう中国が、「世界の市場であり世界の工場」であると言われ始めてから久しい。しかし、この様な薄情で無責任な社会を形成する中国を、我が国最大のパートナーとして位置づける事は正しいのだろうか?
確かに以前人命救助した人間が、逆に助けた人に訴えられたという事例が今回影響したと言われている。しかし経済発展で人心が荒廃し、巨大な流動人口を抱えた都市に於いては人と人とのつながりが希薄で人との関わりを避けたがるといった「冷漠社会」が広がっているのだ。今回日本の領海を侵犯して、我が国の警備艇に逮捕された漁船の「ならずもの船長」の話題は、以前に比べて余り騒がれていない。中国との関わり方の中で、日本政府の今回の事件に対する対応も見ものであるが、一方小さな命を見捨てた今回の事件をきっかけに、良心を持った中国人を中心に「薄情社会からの転換」を求める声が上がり始めている中国にも注目すべきだ。
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ギリシャの経済危機が、EU(欧州連合)即ちユーロ圏の屋台骨を揺るがしている。ギリシャは、バンドレウ新政権に変わって旧政権が行ってきた財政赤字の隠蔽が明らかになった。従来、ギリシャの財政赤字は、GDPの4%程度とされていたが、実際は13%近くに膨らみ、債務残高も国内総生産の113%にのぼっている事が判明したのだ。もしギリシャが国民投票でユーロからの離脱を決めたら、ドラクマ(元のギリシャ通貨)の価値は暴落して実質的に債務不履行(デフォルト)に陥り、ギリシャ国債を保有しているヨーロッパを中心とする多くの金融機関が破綻する。これがEUの最も恐れているシナリオである。
ユーロ圏とは、原則としてユーロという貨幣を導入した欧州連合に加盟する17カ国で形成される経済圏である。但し、厳密にはユーロを導入していない国と地域はユーロ圏には含まない。ユーロ圏の通貨政策を中心的に行うのは、ドイツ・フランクフルトにある欧州中央銀行だ。ギリシャと言えば、エーゲ海に面する古代から都市国家が栄えたオリーブの木が生い茂る、我々日本人が行ってみたい思うヨーロッパの国の一つである。古代オリンピック発祥の地でもあるが、国民投票で国民が支援を拒否すればギリシャがデフォルトに陥り、イタリアやスペインなどへの危機波及が、現実のものとなりかねないから、今回のG20の焦点になる筈だ。
ところで、皆さんはどんなギリシャ人をご存じだろうか?ギリシャ神話に登場する架空の人物として有名なのは、アキレスやヘラクレス(写真左)だろう。古代マケドニアを統治したのがアレキサンダー大王(アレクサンドロス3世)だ。数学者や哲学者で有名なのが、アルキメデスやアリストテレス、ソクラテス、プラトンだ。詩人で有名なのが、ソポクレスやホメロスだろう。近代になって最も有名なギリシャ人の一人として上げられるのが、海運王アリストテレス・オナシスだ。彼が有名な歌手、マリア・カラスを捨ててケネディ大統領夫人だったジャクリーヌと再婚した話は、余りにも有名である。
その他にも、英国エリザベス二世の夫エジンバラ公はギリシャ人である。又、「楽壇の帝王」として知られる指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンはギリシャ系オーストリア人であり、テニスの四大大会で14勝を挙げているピート・サンプラスは、ギリシャ系アメリカ人である。実は、今日のブログでギリシャを取り上げたのは、訳が有る。我が国もギリシャを『他山の石』として看過できないほど、財政がひっ迫しているからだ。頭がでかい野田さんのG20での発言に、大いに注目したいものである。
た来月の中旬に予定されていた「東京建設機械リース業協会」のタイ研修旅行の中止が、今日決定された。報道に依ると、3日深夜(日本時間未明)、首都バンコクが冠水で危険な状況になる恐れがあるとして、バンコクのスクムパン知事が6地区の住民約10万人に避難勧告を出したらしい。予想ではバンコク北部を中心に、1メートル近くまで冠水する恐れがあるという。私は参加する予定ではなかったが、或る日本の建機メーカーの現地工場研修を中心に観光やゴルフの予定が組まれていたが、この状況での中止は当然の事だろう。
タイは1983年にも大きな洪水被害が有ったらしいが、今回のはどうも有史以来の大洪水らしい。我が国の洪水といえば、被害の大小に関わらずザーっと来てザーっと引いていく「あっという間」なイメージがあるが、タイの洪水は何週間も続くらしくイメージが湧きにくい。理由は、海やチャオプラヤ川の水面との標高差が殆ど無くて、水がまるで蛇の生殺しのようにジワリジワリと時間をかけてやってくるのだそうだ。従って、被害が長引くため日本のそれよりも大規模で、日数が経たないとどこにどんな被害が出るのか正確な情報を掴むことができないという。
それともう一つの原因として挙げられているのが、熱帯雨林の伐採だそうだ。実は私、今から15,6年前に一度タイに視察旅行に行った事があった。その後、タイは大きく発展をしたと聞いている。特にここ数年は、円高の進行と中国の人件費の高騰に伴い多くの日本企業がタイに進出しているようだ。私が知る限りでも何社かの建機のメーカーも進出している。従って、かつて日本が経験したように経済が先行して、政治が追いつかない状況を招いている筈だ。私の親しい友人も去年、政情不安で10日間も空港で足止めされたと言っていた。
私は、今回の視察旅行に行きたいと思っていたが、所用が有って行けなった。以前行った時と、今の変貌ぶりを確認したかったからだ。このような状況を招いたのも、きっと日本人が加担しいていると思う。森林を伐採し、工場を作って尚且つ札束で現地の人々を強引に動かしてきたに違いない。穿った見方かもしれないが、今こそ昔山田長政がしたようにシャムの国を助けなければない時が来たようだ!
2011年9月9日(金) ≪『亡命』≫
国際刑事裁判所(ICC)は8日、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐について、国際刑事警察機構(ICPO)に「国際逮捕手配書」の発行を要請したことを明らかにした。1969年9月、無血クーデターで国内掌握して以降約42年間リビア最高指導者として君臨してきたカダフィ大佐の命運も尽きたようだ。但し、未だに行方が判らず隣国他への『亡命』も噂されている。『亡命』とは、政治的弾圧や思想の相違、宗教・人種的な理由による迫害を避けるために自国から外国へ逃れることをいう。
過去に於いても、ナチスの幹部が第二次大戦後南米に逃れたケースなど数多くの『亡命』実績が有る。我が国でも、中国生まれの革命家孫文(そんぶん)が「中山樵(なかやま しょう)」或いは、「高野長雄」と名乗って亡命生活を送っていた話は有名である。一方、日本から出国して『亡命』した例も幾つか有る。それらの人物をここで紹介してみよう。
岡田 嘉子(おかだ よしこ・1902~1992)・・・サイレント時代のトップ女優。ロシア式演技メソッド指導者の共産主義者で執行猶予中の演出家杉本良吉と激しい恋におち、1938年(S13年)極寒のソビエトに2人で逃れた。1年後に杉本はスパイ容疑で銃殺刑になるが、岡田はソビエトに止まり1972年に初めて里帰りをした。
<岡田の母方の祖母はオランダ人の血をひいている為エキゾチックな顔立ちをしていたそうだ>
佐野 碩(さの せき・1905~1966)・・・日本の演出家・作詞家・社会主義運動家。アメリカ、ドイツ、ソビエトを経由してメキシコに亡命、後半生は同国を拠点とした演劇活動に費やし、メキシコでは「メキシコ演劇の父」と称される。1995年、佐野の生涯を題材とした劇「異邦人 ボーダレス・ラブ」沢田研二の主演で上演された。
岡本 公三(おかもと こうぞう・1947~)・・・ 日本赤軍の活動家でテロリスト。1972年の民間人を中心とした24人が犠牲となったテルアビブ空港乱射事件の犯人グループ3人の中で唯一人逮捕された人物(他の2人は射殺)。1985年にイスラエルとパレスチナ解放人民戦線総司令部との捕虜交換により釈放。リビア、シリアを経由して、日本赤軍が本拠地としていたレバノンに戻り合流した。イスラエルと対立するレバノン政府は岡本の政治亡命を政治を認めたが、未だにICPOでは現在でも岡本を国際指名手配中である。よど号グループの岡本武(たけし)は次兄。
最近では、世界の緊張緩和とボーダレスな時代を迎えて『亡命』事件は減少しているようだ。皆さんは、杉本良吉のように奥さんを日本に残して好きな女性と『亡命』するとしたらどの国に逃れますか?(でも果たして逃げおおせるかどうか?)



