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2011年1月18日(水) ≪入学時期が春から秋に変わるの?≫
東京大学が秋入学への全面移行を「積極的に検討するべき」とする中間報告をとりまとめました。欧米の主要大学の殆どが、9月か10月からを新学期にしているため優秀な留学生の確保も視野に入れた国際化に向けての対応らしい。今回纏めた中間報告では早期実現を求めているが、色々と問題を抱えて居り一部学内にも異論があるため、実現には数年間を要すと思われる。日本は四季が明確に分かれており、実現すれば定番だった"桜の木の下"の記念写真が、"秋の紅葉"をバックにした写真に変わってしまうのだ。
当面高校は春ガ卒業シーズンだから、入試から入学までの約半年間(ギャップターム)が問題になる。東大側は、その間を多様な体験活動を積む「寄り道」、即ちボランティア活動や海外留学、或いは企業インターンシップ(就業体験)などをすることに依って、受験戦争で染み付いた偏差値重視の価値観をリセットし、大学で学ぶ目的意識を明確化出来るとしている。又、春学期が長期の夏休みで分断されているため、このシステムにすると授業の一貫性が持続できると説明している。
しかし、デメリットも多い。最低でも卒業には4年半を要す為、家計の負担が益す。それに就職時期が、我が国では春が通例の為、時期を違え更に半年待つとすれば実質的には大学生活が5年間になる。当然コスト面も増えるし、年金などのも影響を及ぼす可能性大である。我々が学生の時代でも秋入学説は有ったが、東大が先行し他が追随すれば、それが更に現実味を帯びて来るだろう。東大の世界ランキングは30位だそうだが、少子高齢化の時代を迎え、大学・高校を問わず学校経営が曲がり角に来た今、海外留学生確保が急務で、この国際標準化の流れは止められないだろうと、私は思う。



