10
Aug

8月10日(火)   ≪帽子の似合う人とそのエチケット≫

120px-Borsalino_Indy.jpeg今日は『帽子の日』の日である。「ハッ(8)ト(10)」の語呂合せからきている。帽子は、頭に被る衣類の一種で、主に頭部の保護やファッションの目的で用いられるが、古くから特定の頭部の装身具として、その人物の社会における身分を示す物などを含め数百種類あると言われている。昔、親父がソフト帽(フェドーラ)を被って外出する姿を思い出すが、今時街中で若い人以外帽子を被っている人を見かける事は稀である。私などは、学生時代以来日除けの為のゴルフ帽を被るくらいだ。

最近女性は勿論の事、男性もファッションで帽子を被る人が増えてきたし、芸能人も帽子を被ってテレビに出てくる事が多くなった。しかし、私たちの年代では屋内で帽子を被る事を良しとしない。益して、子供はまだしもレストランで帽子を被って食事をしている若者を見るとムカつく。19世紀~20世紀にかけてヨーロッパで山高帽が紳士の正装と認識されていた時代は、「もしその人物が家の中に入って来て、帽子を脱ぐようなら真の紳士。帽子を脱がないのなら紳士のふりをしている男。そして帽子をかぶっていない人物は、紳士のふりをすることさえあきらめている男。」と言われ帽子の重要性が説かれた時代があった。

親父は晩年、ベレー帽を愛用していた。私も一瞬ながら若い頃に『スエードのハンチング』を被った事があったが、頭が大きくて似合わないのでやめた。帽子の似合う人は、男女共七頭身以上の人だと信じて疑わない。冬場にレストランに入って外套とフェドーラを脱いでボーイさんに手渡しする背の高い男性は、映画の主人公のようで格好いいものである。 Chapeaux_en_peau_de_castor.jpg

<左上:インディ・ジョーンズスタイルのボルサリー・フェドーラ/中世から19世紀かけて被られていた帽子の数々>