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7月13日(火)    ≪二人の「飲み屋」の親父さんたち≫

昨日の夕方、一人の友人を上野の「永寿総合病院」に大学時代の同級生吉原君とちゃんと一緒に見舞った。その友人とは、三関雄三(みせきゆうぞう)君で上野駅前の「丸井」の裏で、「ふみ作」(03-3834-2339)という「飲み屋」を経営している。経営していると言えば聞こえがいいが、彼が料理して奥さんのさんが給仕をしたり、お客の注文でお酒を作ったりしていると言った方が正しいだろう。雄三とは、中大付属高から中央大学の同級生で、大学時代には「モンスターズ(怪物たち)」というフォークソングバンドを組んで、共に学生時代を大いに謳歌した得難い仲間である。

その彼が、食道ガンの手術を去る6月30日に受けたそうだ。今から約1カ月ちょっと前に、「ふみ作」をブラリと訪ねた際に、「藤本、俺明日胃カメラを飲むので一緒に飲めないんだよ」、「食べ物がつっかえて飲み込み辛いんで検査するんだが、初めてなんで不安なんだ」と言っていた事を思い出す。私は、10年以上前から胃カメラを毎年飲んでいるので、「雄三、全然平気だよ!なんなら俺の行きつけのクリニックの先生を紹介しようか?上田先生と言って胃カメラ検査じゃ日本では5本の指に入る名医なんだよ!」という「会話を交わした。

術後約2週間の彼は、私たちの心配をよそに大変元気だった。帰りに、薫さんと娘のユカが手伝って開けている「ふみ作」に寄った。薫さんは、昔近くの今は無き「アール」という喫茶店でウエイレスとして働いていたのを雄三が見染めたのである。先週雄三の様子うかがいに電話したした際、「雄三は元気だよ、店は私が手伝って、薫さんがやってるよ!」とまるで両親を友達扱いしている31歳になったユカとは、当然彼女が赤ちゃんの時からの付き合いだ。雄三は高校時代から吸っていた1日30本のタバコをやめたそうだが、早く我々と一緒に飲める日が来るのを祈って止まない。

山手線の大塚駅前にあるもう一つの「飲み屋」さん、「はま勢(せい)」は今週末で約30年培ってきた歴史を閉じるそうだ。この店もオーナーである丸山守康(まるやまもりやす)氏が奥さんと二人三脚で経営してきたお店だ。実は彼は、私の二男篤嗣(あつし)の嫁の父親で、昔青山大学のアメリカンフットボールで鳴らしたスポーツマンである。流石に、昭和16年生まれの寄る年に限界を感じると同時に、孫たちと触れあいを楽しむ老後を優先するために今回の決断を下したそうだ。私も何回かお邪魔して美味しい料理を頂いたそのお店に、明後日の14日に二男の家族は勿論のこと、長男の達也家族を伴って「ご苦労さま!」を言いに訪れる積りでだ。

この雄三と丸山氏に共通することは、素人ながら「水商売」の世界で店を興し、常連さんを相手に永い歴史を育んで来たことである。そして雄三は3人のお子さんたちを、同じく守山氏は2人のお子さんたちを立派に育て上げた。ただただ敬服するばかりである。 100712_070451.JPG

<日曜日の夕方2時間かけて雑草をトリ払ったガレージの上の植栽。お世辞だろうが、「マア、植木屋さんみたいね!」と珍しくワイフに褒められた>