6月24日(木) ≪カルロス・ゴーンという男≫
日産自動車は23日、横浜市内で株主総会を開き、カルロス・ゴーン社長兼CEO(最高経営責任者)の2010年3月期の報酬が約8億9000万円だったことを明らかにした。他の取締役5人も1億円以上だそうで、日産の大盤振る舞いが暫くの間、話題になりそうだ。これまでに判明した3月期の役員報酬額では、ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長の約8億1650万円(ストックオプション含む)を超えて最高額となる。それもゴーン氏の報酬はCASHだけでその額だそうで、これが世界の常識かどうかは我々庶民は知る由もない。
もっとも、日産は09年3月期にゴーン社長を含む取締役10人に総額約25億8000万円を支払ったという。しかし、同期の最終赤字が2337億円だったため、10年3月期の取締役10人に対する報酬は約34%減の総額16億9000万円と大幅に減少し、ゴーン社長も相当減ったとみられる。又、2005年4月からはシュヴァイツァー会長の後をついで日産自動車の親会社のルノーの会長兼CEOも兼務しているそうだから、そちらからの収入も有る筈だ。こんな大金持ちの≪カルロス・ゴーンという男≫は、一体どんな人なのだろうか?
カルロス・ゴーン・ビシャラ(Carlos Ghosn Bichara)は、ブラジル北部の都市であるポルト・ヴェーリョで生まれた。父はレバノン系ブラジル人、母はフランス人である。6歳の時に父の母国のベイルートに引越し、そこでイエズス会系の学校でフランス語で中等教育を受けた。高等教育は、オーギュスト・コント(社会学者)などが学んフランスのエコール・ポリテクニークを卒業後、パリ国立高等鉱業学校に進んだ。1978年に、フランスの大手タイヤメーカーのミシュラン社に入社。その後、ブラジル・ミシュランの社長や北アメリカ・ミシュラン子会社の会長と社長、経営最高責任者(最高経営責任者CEO)を歴任の後、フランスの大手自動車製造会社であるルノーに転籍したのである。
1999年に、ルノーが当時経営危機に陥った日産自動車と資本提携し、同社を傘下に収めた後に、前会長の指示により、ルノーの子会社となった日産自動車に出向し、、家族共々日本へ移り住んだ。その後の大活躍は、ご承知の通りである。実は私、数年前に赤坂の或るホテルで彼と彼の家族を見かけた事がある。3人の女の子と1人の男の子、そしてご夫人の6人で食事に来ていたらしいが、何とも中睦まじく談笑していた。聞く処に依ると分刻みの超多忙のスケジュールの中で、彼は週末は家族との時間を最優先に過ごしているそうだ。やはり、有能な経営者は家族を大事にする事により暖かな家庭を築くと共に、外では存分に能力を発揮するのかもしれない!
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<カルロス・ゴーンの報酬約8億9000万円が高いか安いか?は、意見の分かれるところだろう>



