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5月28日(金)    ≪「二人の監督」たち≫

最近のスポーツ界で「二人の監督」の言動が、世間の耳目を集めた。1人は指揮をとって3年目の最終シーズン途中で、26日に成績不振を理由に辞任したヤクルトスワローズ高田繁監督(64才)である。高田監督は、野球の名門浪商高校(現・大阪体育大学浪商高等学校)から明治大学に進学し、巨人軍に入団後13年間で1512試合に出場し、2割7分3厘の好成績を残した。彼は、守備面で外野手と内野手部門共にダイヤモンドグラブ賞を獲得した初めての選手である。特に外野手時代は、「塀際の魔術師」と呼ばれ、外野のクッションボールを見事に捌き多くの二塁進塁を阻止した事でも有名だ。

もう一人は、言わずと知れた"岡ちゃん"ことワールドカップサッカーの日本代表監督岡田武史氏53才である。本戦を前にした24日の日韓戦で0-2と良いところなく敗れ、日本サッカー協会の犬飼会長に"進退を伺った?"そうだが、後で冗談だったと告白しヒンシュクを買った。彼も高田監督同様、サッカーの名門高校である天王寺高校から早稲田大学に進学し、古河電工時代の1986年にワールドカップメキシコ大会の代表に選ばれている。彼は"メガネ"の印象が強いが、選手時代メガネをかけてプレーした数少ない選手である。

彼は2度目の代表監督就任だが、彼を有名にしたのは、加茂周監督の後を受けて就任した際、ご記憶の方も多いと思うが、1998年フランスW杯最終選考時に、三浦知良北澤豪市川大祐の3人を代表から直前に外した事だった。ところが最近成績不振もさる事ながら、インタビュー時の彼の仏頂面と口をつく面白みに欠けるコメントが極めて不評だ。過去に比べ日本で今一ワールドカップが盛り上がらない理由の一つとして、スター選手不在と言う事もあるが、この辺りも挙げられよう?

一方高田監督のシーズン途中での辞任は、「敵前逃亡」と言う誹りは避けられものの、13勝32敗1分け交流戦9連敗では、如何ともしがたく止むを得ないところだ。但し、彼が余り批判に晒されないのは、彼の経験に加え実直さと現役時代から変わらないスマートさから来るものかもしれない。岡田監督は、今回のワールドカップの目標を「ベスト4」と述べている。今回日本(FIFAランキング45位)、は、グループEに所属しているが、他の3チームはオランダ(同ランキング4位)、カメルーン(同19位)、デンマーク(同3位)と何れも格上で、今の状況では1次リーグ突破(三浦知は1勝でも大手柄と言っている)も危ういところだ。

彼のビッグマウスは、高田監督とは好対照だが本戦の結果次第では、フランス大会で彼が奥さんに言ったように、日本に帰れず「海外移住」を考えなければならないかも?

  takada.jpeg okada-takeshi.JPG                                <辞任を発表する高田繁監督と岡田武史監督の似顔絵>