3月29日(月) ≪目を引いた二つの中国に関する話題!≫
年度末を週内に控えた今日、新聞記事の中で中国に関する二つの記事が目を引いた。一つは2007年の年末から2008年の始めに世間を騒がせた「中国製冷凍ギョーザ毒入り事件」の犯人が見つかったという記事だ。中国公安当局の発表に依ると、犯人は製造元の元臨時従業員が当初工場内には存在しないとされていた「メタミドホス」を工場の清掃用に保管されていた保管庫から盗み、使用済の注射器を使って混入させたという。今頃どうして?という感が否めないが、5月から始まる「上海万博」を控え、世界の製造工場としての位置を固めつつある中国としては、以前から掴んでいた事実をここに来て発表せざるを得なくなったのだろう。
今一つは、中国民営自動車大手である浙江省の浙江吉利ホールディング・グループが、米フォード・モーター傘下のスウェーデン高級車ブランド、「ボルボ」を総額18億ドル(約1660億円)で買収することで最終的に合意し、スウェーデンで調印したと伝えたニュースである。今回の買収にはボルボの知的財産など関連資産もすべて含むらしい。ご承知の通りボルボは、乗用車・バス・トラックから舶用エンジン、軍用ジェットエンジン。建設機械を網羅する1927年創業のスウェーデンのコングロマリット(複合企業)である。
自動車部門だけの買収?だろうが、それにしても1660億円は如何にも安い買い物だ。中国の2009年の自動車市場は1364万台で世界最大となったが、トヨタの総資産29兆6百億円(純資産10兆6百億円)や日産の3兆96百億円(純資産1兆63百億円)、或いはマツダの総資産1兆5千億円からすると良い買い物だと思う。以前ボルボカーのオーナーだった私としては、日本人が中国製のボルボカーを買うか否かは甚だ疑問に感じるものの、先週末のニュースで発表された通り別の自動車メーカーに依る、「オギワラ」という日本の金型メーカーの工場買収が決定しており、着々と中国が手を打ちつつあるのは間違いない。
<堅牢さだけが取り柄だった私が以前乗っていたボルボS80>


