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3月12日(金) ≪テン「貂」を知っていますか?≫
新潟県佐渡市の「佐渡トキ保護センター」で特別天然記念物のトキ9羽が、イタチ科のテン「貂」に襲われて死んでしまった。どうも訓練施設の「順化ケージ」の金網の大きな網目より侵入したようだ。私のテンという動物に対する知識の範囲は、キテンの毛皮がミンク同様大変高価である事、そして運動能力に長け高い木や垂直の金網などをいとも簡単に上り下りするという位である。
調べてみるとテンは、食肉目イタチ科の哺乳類でテン属に分類される種の総称だそうだ。全長は小型の種で約40cm。大型の種で80cm以上になる。夜行性でウサギやネズミ、鳥、果物などを食べるようで、広く本州、四国、九州などに分布しているそうだ。体色には2つの型があり、キテンは夏はかっ色で、冬には全身があざやかな黄色となり、足に黒かっ色の毛が生える。スステンは夏も冬もあまり変わらないという。
元々余り縁起が良い動物ではないようで、秋田県や石川県では目の前をテンが横切ると縁起が悪いといい、広島県ではテンを殺すと火難に遭うという。秋田県北秋田郡地方では、モウスケ(猛助)とよばれ、妖怪としての狐よりも恐れられているようだ。又、先に述べたようにキテンの毛皮は、最高級とされるていて、「テン獲りは二人で行くな」という諺が猟師に伝わっている。高価で売れるので、一方がもう一方を殺しかねないという意味だそうだ。
何れにせよ、折角中国から贈られたメスが7羽を含むトキが9羽も殺された事は、関係者に対する批判の誹りを免れない(こういう事態は想定すべき?)ものだが、早急な対策が望まれる。



