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2010年2月10日(水)  ≪「たけし」をどう評価するか?≫

今日2月10日は、「キタノ記念日」だそうだ。芸人・映画監督・俳優・司会者・東京芸術大学大学映像研究科教授の元漫才師のビートたけし(北野武)を記念する日だそうだ。。「ツー(2)ビート(10)」の語呂合せで、CS放送の番組『チャンネル北野』が2002(平成14)年に制定した。彼は、私と同じ1947年1月に東京都足立区島根町で、ペンキ職人の父(北野菊次郎)と、母(さき)の四男(次男が夭逝し、実質は三男として育つ)として生まれ、「竹のようにどんなものにも耐えてすくすく伸びてほしい」との願いから、「武(たけし)」と命名された。

彼は、教育熱心な母の薦めもあって明治大学工学部に進むが、大学生活に馴染めず2年生の時に出奔し新宿界隈で、ボーイやビル解体工や空港に荷役など職を転々とするうちに若松孝二小水一男らと知り合ったという。この間、若松との縁で『新宿マッド』『腹貸し女』など、幾つかの若松プロ初期作品に端役ながら出演し、やがて芸能に興味を覚えて曲折を経た後、ついに浅草フランス座でのコント漫才師「ツー・ビート」として名を売り出した。その後、「注意一秒ケガ一生、車に飛び込め元気な子」「気をつけよう、ブスが痴漢を待っている」「寝る前にきちんと絞めよう親の首」「赤信号みんなで渡れば恐くない」等の一連の「毒ガス標語」で、毒舌家としての地位を築いて行った。

彼自身「漫才では洋七に勝てない、しゃべりではさんまに勝てない、司会では紳助に勝てない。でも芸能人としてのトータルでは良い所には行くと思う」と、言ってる通り「つかみ」や「一部の評論」は上手いが、笑いでは決してNO.1ではないと思っているようだ。私が考えるに最も評価すべきは、映画の分野かもしれない?彼は、1983年大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」で俳優デビューを果たし、その後1989年に『その男、凶暴につき』という映画で深作監督に代わって映画監督としてデビューした。

その後ソナチネ(1993)・キッズリターン(1996)・HANABI(1998)・座頭市(2003)・アキレスと亀(2008)と数々の作品を世に送り出し海外からも高い評価を得ているようである。彼の作品のビジュアル面での最大の特徴は、「キタノブルー」と評される青の色使い、多くの作品で登場人物「死」が描かれ、青みの深い画面のもたらすひんやりした映像感覚とあいまって、全編に静謐な不気味さを醸し出している。突然残酷なシーンが映し出される場面が多く、私のように余り評価をしない人達も多いようである。

黒澤明監督亡きあと、未だ世界に通用する"ビッグ"な映画監督が出てきておらず黒澤も認めた「北野武」にそれを求めるべきなのであろうか?新作のやくざ映画「アウトレイジ」に期待してみるとするか!

takeshi480.jpeg                      <少し丸くなった?最近の「北野武」>