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2010年1月20日(水)   ≪ツルが死んだ日≫

昨日、1951年から我が国の空に輝き続けていたツルのマークでお馴染みの≪日本航空≫が会社更生法を申請し事実上破綻した。グループ3社の負債合計2兆3221億円というのは、戦後4番目の大型倒産らしいが金融機関を除く事業会社としては、「そごうグループ22社」の倒産を凌いで過去最大という。日航と言えば、我々が子供の頃一度はパイロットやキャビンアテンダント(当時はスチワーデスと言った)に憧れたもので、就職時も人気度ベスト10に入っていたような気がする。

日航は、ご承知の通り1953年に国が50%を出資し半官半民となったのを機に国際線に参入し、「ナショナル・フラッグ・キャリアー」として路線網を拡大し1992年には英国・ルフトハンザに次いで世界3位の航空会社にのし上がったのである。2001年の米同時テロや2003年の新型肺炎の流行時の危機をしのいだ日航も、今回は金融危機に依る景気の冷え込みや原油高の影響をもろに受け抗しきれなかったと言われている。しかし最大の原因は会社の体質と地方空港を98も作り続け赤字路線に就航を強いて来た国策に有ったようだ。

人件費の売り上げに対する割合が全日空の1.6倍だと言うし、つい最近迄高いコミッションを払って旅行代理店に航空券の販売を依存して来たというから、このネット社会に於いて何をか況やである。海外路線に日航に遅れて就航した全日空が、健全体質を保っている事や、お金を出して支援した?株主が損をし、オマケで貰ったマイレージが保護されるなどの事例は皮肉だと言わざるを得ない。海外に路線を持つ航空会社所謂"メガキャリアー"を複数持つ国は、アメリカと我が国だけだと言われて居り、今後は日航の再生を任された稲盛和夫氏が、この辺りをどう判断するか注目である。

今回の法的整理は民主党政権でしか成しえなかったと言われているが、私が九州に赴任していた5年間の約40回にわたる「福岡~東京」の往復以来殆ど日航を利用しているし、成田国際空港を抱えるご当地千葉県には日航グループを顧客としている企業が165社も有るそうで、"視界不良"ながら是非共"不死鳥"の如く蘇って欲しいものである! 250px-JAL_Building.jpeg

                       〈どうなる?日本航空本社ビル〉