05
Nov

11月6日(金) ≪男子の本懐ワールドチャンピン、そしてMVP・・・≫

装いを新たにしたニューヨークのヤンキースタジアムで、昨日本場のゴジラが大きく吠えた!それは言わずと知れた松井秀樹選手のことで、フィリーズとのワールドシリーズ第6戦で4打数3安打6打点と大活躍し、ニューヨーク・ヤンキースを9年ぶり27回目のワールドチャンピオンに導いたのである。ワールドシリーズでの1試合6打点は、1960年の第3戦に同じくヤンキースのリチャードソンが記録して以来のことで、約50年振りのタイ記録である。

9月30日のブログで、≪ゴジラ松井よ、何処へ行く?≫と題して彼が今シーズン限りで、7年間在籍したヤンキースを離れるだろうと私は書いた。しかし、今シリーズ13打数8安打8打点3ホームラン6割1分5厘の大活躍でMVPに輝いた彼をB・キャッシュマンGMは、放出しにくくなってしまったのも事実である。だが、アメリカは我が国と違って「情に流される?」ということは考えにくく、やはり松井は他のチームに最後の活躍の場を求めて、旅立つだろう。

これでチャンピオンリングをはめた日本人は、伊良部(ヤンキース)・井口、高津(ホワイトソックス)・田口(カージナルス、フィリーズ)・岡島、松坂(レッドソックス)に加えて7人となった訳だ。35歳の松井は、小さいころから天才バッターとして名を馳せていたらしい。中学時代には、満塁でのバッターボックスで敬遠されたというし、又星稜高校時代に甲子園大会で明徳義塾に4打席共敬遠されたことなどは、記憶に新しい。

私は、35歳となった最近の彼を見る時、たまに剣豪『宮本武蔵』を重ね合わせることがある。彼が書いた『五輪書』には、13歳で初めて新当流の有馬喜兵衛と決闘し勝利、16歳で但馬国の秋山という強力の兵法者に勝利、以来29歳までに60余回の勝負を行い、すべてに勝利したと記述される。武蔵は二刀を用いることで有名な二天一流兵法の祖であると同時に、水墨画家・工芸家としても知られる。

要するに文武両道に、秀でた稀な人物だが、松井も瀬戸際に立った今年、剣聖の域に達したのかもしれない。モンスター松井(アメリカの新聞がこう表現)の野球人生も先が見えてきたが、きっと近い将来素晴らしい指導者になることだろう! matui.JPG

                     〈松井秀樹の大活躍を報じた昨日の夕刊〉