10月28日(水) ≪「噛めば命の泉わく」≫
昨夜のNHKラジオ深夜放送で、「噛めば命の泉わく」と題して咀嚼の大切さを語っていた。皆さんも、昨今若い人たちが固いものを食べなくなり、顎が細く退化してきているとしばしば耳にすると思う。つい先日、テレビでアメリカとその他の国々のゴルフプレイヤーと対決する『プレジデントカップ』を見ていたら、石川遼君がガムを噛みながらあのタイガー・ウッズとしのぎを削っているのを見て、少々世界NO.1のプレイやーに対して失礼ではないか?との疑問を抱いた。
しかし、昨日のラジオによるとチューインガムは歯の健康とストレス解消には、もってこいらしい。確かにベトナム戦争の最前線の兵士が、戦場でよくガムを噛む姿をニュースで見たし、大リーガーが打席に立つ時、しばしばガムを噛んでいる姿を目にする。ガムは、自律神経を刺激し極度の緊張を和らげる役目があるのが、最近判ってきた。確かに私も、車の中にガムを常備しているが、約束が有るのに道路が混雑していて思うように走れない時は、ガムを噛んでいると少し心が落ち着くような気がする。遼君も世界のトッププレイヤーを相手にして、緊張が抑えきれなかったのかもしれない。
そもそもチューインガムは、中央アメリカに住んでいたアステカ族やマヤ族のような先住民族がサポジラやエゾマツの樹液のかたまりを噛む習慣を持っていたことが始まりだと言われている。両文明が滅びた後もこの習慣はメキシコインディオに受け継がれ、更にスペイン系移民に広まった後、アメリカに渡り1848年ごろに味付きガムが発売され、材料もパラフィンからチクルに変わって行ったそうだ。しかし、これより以前にヨーロッパでも弾力性のある物質を噛む風習があったという説もある。
日本にチューインガムが初めて輸入されたのは大正5年(1916年)で、昭和3年(1928年)頃マサキガム、新高製菓などが国産ガムの製造販売を開始したそうだ。しかし、当時の食習慣などに合わず、余り売れなかったが、第二次大戦後米軍が駐留した事により急激に普及して行ったようである。何れにせよ、良いと言われる事は何事も取り組む方針である私としては、先ずは歯を丈夫に保つのが先決で、歯磨きを念入りにしているところである。
<昭和6年(1931年)発売の新高製菓の風船ガム(上)と最近のキシリトールガム数種(下)>



