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10月27日(火)   ≪菊池雄星君の無難な選択?≫

今春の選抜高校野球大会準優勝、全国選手権4強などで甲子園を熱狂させた岩手・花巻東高の菊池雄星投手(18)が25日、米大リーグ挑戦ではなく、日本のプロ野球入りを希望することを明らかにした。同校での会見では「日本一の投手になってから世界に挑戦したい」と話し、まずは国内で力をつけたいという考えを強調したそうだ。彼は、184cm83kgの立派な身体で、ストレート・スライダー・カーブ・カット・チェンジ・フォークとムチの様にしなる腕で投げ分けるが、特に2009年夏の大会3回戦の東北高校の一戦で、MAX155㌔の直球を記録してから一躍注目されるようになった。

一時はメジャー挑戦との間で揺れていた左腕は、「まだまだ自分のレベルでは世界に通用しないと思うので、日本一の投手になってから挑戦したい」と表明。メジャー関係者へ申し訳ない気持ちからか、感極まって号泣する場面もあったようだ。過去日本球界を経験しないで直接メジャー・リーグに挑戦したのは、現在日ハムに在籍し以前インディアンスに入団した多田野投手と今期レッドソックスに入団した田澤投手が最も有名である。過去に高校を卒業してチャレンジした投手も何人か居たようだが、いづれも物になっていない。

と言うよりは、昔の『マッシー村上』以外で、日本球界でかなりの経験を積んでアメリカに渡った選手でも、例えば伊良部は勿論のこと、松坂、黒田、川上、上原等、未だ成功したと言える投手は少ないのである。成功者と呼べるのは、トルネードの野茂英雄(12年・323試合/登板回数1976.1回・123勝106敗・奪三振率8.74・防御率4.24)、大魔人と称された佐々木主浩(4年・228試合/登板回数223.1回・7勝16敗129セーブ・奪三振率9.76・防御率3.15)とそして現在レッドソックスでオキ・ド―キ―と呼ばれているセットアッパーの岡島秀樹(2008年までの2年間で・130試合/登板回数131.0回・6勝4敗6セーブ・奪三振率8.45・防御率2.40)位のものだろう。従って、球が軽いと噂されている彼の最終選択は、間違っていないと私は思う。

来る29日のドラフト会議で、巨人・広島・横浜を除く過去最多の9球団が、彼を一位指名することが予想される。彼も、最終目的は別として?どの球団でも指名されれば行くと頼もしいコメントを発表している。加えて楽天の名誉監督就任濃厚な元監督の野村氏が自分の背番号19番を用意すると言ったとか言わないとか?何れにせよ結果が大いに楽しみである! kikuchi.JPG                    <日本球界入りを決めた菊池雄星投手>