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9月14日(月)   ≪ダーウィンの「進化論」とアメリカ国民≫

『種の起源』という生物の進化に関する科学的理論の体系を書いたチャールズ・ダーウィン(1809~82)が生まれて、今年で200年になるという。彼は、エジンバラ大学医学ケンブリッジ大学キリスト教神学を学んでいるときに自然史に興味を持ち、測量船ビーグル号に乗り込み南半球のガラパゴス島を始め様々な島を5年間にわたり、動植物や地質を観察し続けたのである。彼の伝記が、生誕200年を記念して先ごろ英国で、ジョン・アミエル監督ポール・ベタニ―、ジェニファー・コネリー夫婦の共演で映画化された。

ところが、この伝記映画「クリエーション」が、米国での上映を見送られる公算となったらしい。複数の配給会社が、進化論への批判の強さを理由に配給を拒否したためで、12日付の英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた。米国人の多くが「神が人間を創造した」とするキリスト教の教義を固く信じているそうだ。因って米国で進化論を信じるのは39%に過ぎず、ダーウィンにも「人種差別主義者」との批判があるという。何とも非科学的な話で、これは所謂「科学」と「宗教」の戦いではあるまいか?

19世紀以降は、「進化」と言った時は、社会や文化のそれでなく、生物の進化を指すそうだ。それが「進歩」と違うところであって、生物の進化とは、ある生物の集団がある世代から次の世代に代わるとき時に、変化すること意味するらしい。アメリカのオバマ大統領が、今度の国連安全保証理事会でアメリカ大統領として初めて『核廃絶』のスピーチをするという。これは画期的なことで、生物の「進化」を最も阻害しがちな『核開発』を止めようと言うのだから、人類史上最も賢い決断かもしれない。唯一の被爆国国民としては、是非推進して欲しいものである。

しかし何とも、"たかが映画・されど映画?"の配給を見送るのは日本人としては理解できないのだが? erp0902122144001-n1.jpeg

<ロンドンのウエストミンスター寺院に有るダーウィンの墓石>