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8月20日(木) ≪襷(タスキ)≫
「木綿地にビニール加工」「ズレ落ち防止機能付き」「濡れても文字がにじまない」「カラーは何色でも対応」、サイズは幅が150~180mmで長さが1500~1600mm、はてこれは何でしょう?答えは選挙用の襷(タスキ)である。衆院選が公示され、候補者達が概ね1本二万円前後する特注品のタスキを着用して街中を走りまわっている。今朝の「日経新聞」でも同様の事を書いていたが、考えてみると何とも不思議な光景である。
元来≪襷(タスキ)≫は、和装用具の一つで着物のたもとを紐でからげて、仕事の効率を上げるために用いられたものである。古くは、古墳時代の人物埴輪の女子像には筒袖(つつそで)の小袖に掛けている姿が見られるところから、神事を司るの際に使用されていたようだ。それを証するかのように、記紀神話(古事記・日本書記)にもタスキという言葉が登場するそうだ。
私達が≪襷(タスキ)≫で思い出すのは、『中山(堀部)安兵衛が高田の馬場の決闘で18人切り(実際は3人?)をした際に付けたタスキがけと呼ばれる×点のタスキ』、私もタスキになってみたい!『美人コンテストのタスキ』或いは、『箱根駅伝でつないで行くタスキ』などであるが、忘れていけないのは太平洋戦争などで應召された際の『應召軍人』の≪襷≫である。赤い≪襷≫をして皆出征していったが、日露戦争においては旅順攻撃の際、敵味方を区別する意味合いを兼ね、戦闘意欲を鼓舞するために白い≪襷≫を付けた部隊を編成した例などが有るようだ。
こうして考えてみると≪襷≫には、魂が込められているようだ。 果たして皆さんは、来る30日どの入魂≪襷≫を選ぶのであろうか?
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<應召された兵隊が掛けた≪襷≫、色は赤色で『應召軍人』と書かれた下に当人の名前を入れたそうだ>



