8月18日(火) ≪距離が延びて、チャンス到来?≫
今期メジャー最終戦、第91回全米プロゴルフ選手権は16日に最終ラウンドを行い、2打差の2位で出た韓国のY・E・ヤン(37歳)がタイガー・ウッズを逆転し、通算8アンダーでアジア勢として初めてメジャー大会を制した。メジャー通算14勝のタイガーが、最終ラウンド首位で出た時の勝率が過去100%だっただけに、彼の勝利はアジア人選手全体に勇気を与えた快挙と言える。又。大会が行われたミネソタ州のハゼルティン・ナショナルGCは、距離が7620ヤード・パー72と過去のトーナメントでは最も長く、パワーゴルフ全盛のプロトーナメントでのアジア人選手の勝利は、価値が高いものと思われる。
ここで思い出すのは、かって2000年から20006年までPGAツアーで活躍した丸山茂樹プロが、4大トーナメントの内、日本人選手を含むアジア勢が勝てる可能性が有るのはマスターズ・ゴルフトーナメントと全英オープンだけで、距離が長い全米オープンと全米プロは先ず無理だと言っていた事だ。ところが今回のY・E・ヤンの勝利で、彼の予想は見事に外れてしまった。ゴルフをやらないひと人でもこのスポーツが、如何に少ない回数でボールを穴(ホール)に入れるかを競うものだという位はご存じだろう。言いかえれば、如何にボールを、早くホールに近づけるかが鍵となる訳で、所謂パワーがある"飛ばし屋"が有利というのが常識だ。
ところが、コースの距離が長くなればなる程2打目・3打目の正確性が問われるだけで、"飛ばし屋"もボールを曲げては、スコアを纏める事が出来ない。要するに、飛ばなくてパーオンしなくても寄せやリカバリーショット或いはパターが上手であれば、より可能性が出てくる訳だ。かってヤンは2004年から3年間、日本のツアーで活躍し4勝を上げたが、当時から彼のショートゲームやパターの巧みさには定評があった。即ち、今回距離が延びたため、逆に彼の勝利のチャンスが到来したのだと私は断言したい!
それにしても、敗者であるタイガーが『アジアにはジャンボ(尾崎将司)、イサオ(青木功)、トミ―(中嶋常幸)ら偉大な選手がいる。アジア勢のメジャーでの勝利は時間の問題だったんだ』というコメントには、少し感激した私である。
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<Y・E・ヤンの優勝を伝える17日の夕刊>



