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7月30日(木)    ≪世界の成人年齢≫

政府の法制審議会(法相の諮問機関)では、日本人の成人年齢をこれまでの20歳から18歳に引き下げるjのが適当とする最終報告書をまとめた。これは昨年5月に成立した国民投票案が、「18歳以上に投票権がある」と定めており、その付則に成人年齢の引き下げについて検討する旨が記載されているためである。実際のところは、「選挙権を含め18歳以上の者を一人前の『大人』として処遇する方が、若年者や社会にとって大きな活力になる」と言う考え方が基になっているのである。

確かに世界の多くの主要国では、成人年齢が18歳と定めている。又、面白い事にアメリカのように州によって規定が異なる国もあるようだ。一方、一部の発展途上国では高等教育が先進国ほど進んでいないので、18歳未満(プエルトリコ14歳・キルギスタン、ネパール16歳)の国も多い。ヨーロッパの国々、例えばドイツやイギリスでは、一昔前までは大学卒業の歳までは『大人』と見ることが難しいとして長らく21歳であったが、1960年代~70年代に起こった学生運動を鎮めるための一つの手段として、3歳引き下げ18歳としたらしい。又、兵役の義務も18歳からという国が多いことも関係しているようだ。

我が国はそういう事情や若年層からの要望もなく、先ずは「選挙権」を与えようとすることから出発している。お酒に関しては、定かではないがそうなれば18歳から飲めるようになるのだろう。よく大学の体育会や高校出たてのプロスポーツ選手たち未成年の飲酒が問題になることがあるが、18歳が成人となれば、堂々と飲めるようになる。但し、高校の謝恩会が『大宴会』となるのは、少々恐ろしい気がする。しかしながら、少子高齢化の傾向に歯止めが掛らない現状からして若い人たちに、早いうちから『大人』としての自覚と責任を感じてもらうのは、大変良いことかもしれない。 ドイツ.JPG

     (東西に分かれたいたドイツも、統一を機に1969年までに全ての州で18歳に引き下げられた)