6月5日(金) ≪航空機事故≫
去る3日、リオデジャネイロから乗客乗員228 人を乗せてパリに向かったエアーフランスのエアバスA330機がブラジル沖で消息を絶ち、墜落した事が確実視されている。自動車事故の死者数の方が遥かに多いところから、航空機は自動車より安全と言われる事があるが、一旦事故が起きると助かることは稀有である。そういう意味でも、今年の1月15日に起きたUSエアウエイズのハドソン川不時着事故で乗客乗員155人が全員無事だったのは、正に"奇跡"と言うしかない。
過去にも航空機事故で、米プロゴルファーのペイン・スチュアート等多くの著名人が亡くなっているが、我が国でも何人かの著名人が尊い命を落としている。古くは1952年(S27年)4月に日本航空の「もく星号」に乗っていた漫談家の大辻司郎氏が、1981年(S56年)8月には取材旅行のため台湾遠東航空に乗っていた脚本家向田邦子氏(51歳)が、そして1985年(S60年)8月には日本航空123便に乗っていた『スキヤキソング』で世界的にも有名な歌手の坂本九氏(43歳)がいずれも墜落事故で亡くなっている。
特に後者のお二人については、共に全盛期だっただけに、ご存命であれば更に幾多の功績を記したに違いない。私もサラリーマン時代のS57年~S62年までの約5年間の九州福岡赴任時代に約40回位東京間を往復したが、最近飛行機に乗る機会がめっきり減って、珠に乗ると特に離陸時と着陸時は、当時と比べようもない程緊張する。地上約400km上空の宇宙ステーションで何ヶ月も人間が滞在可能となった現在、航空機も幾つもの安全装置が施されている筈だが、更に関係者は墜落事故の絶滅に向け研究努力して欲しいと切に願う。
何年前かは定かにには憶えていないが、薫風爽やかな五月の季節に向田邦子氏が眠る府中市の多摩霊園を訪れる機会が有り、たまたま彼女のお墓を発見した。彼女の墓碑には森重久弥氏になる『花ひらき、はな香る、花こぼれ、なほ薫』という鮮やかな文字が躍っていた。100年に1度の不景気風が吹き荒れる真っ直中、私は涙をこらえて?『上を向いて歩こう』を歌いながら、更に前進して行きたいと思っている。![]()



