06
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4月6日(月)     ≪「おくりびと」を観て≫

昨日の夜、DVDで「おくりびと」を観た。『本木雅弘』演じるチェロ奏者が楽団の解散で職を失い、妻と共に故郷の山形に帰って遺体を棺に収める"納棺師"になる話である。この映画は、以前ポルノ映画を撮っていた「滝田洋二郎監督」がメガホンをとったもので、"納棺師"になった主人公が仕事を通して触れた人間模様や上司(山崎努)の影響を受けながら成長していく感動的なストーリーが評価されて、今年のアカデミー賞の外国映画賞に輝いた。

山形県・庄内地方の四季の移ろいと全編に流れる「チェロ」の調べは、見る者を清らかな気持ちにしてくれる。何故か、テーマもそうだが物を食べるシーンなど、私が見た数少ない日本映画の中の一つ伊丹十三監督作品「お葬式」に、通ずるものがある。又、妻役の広末涼子は今一つだったが、本木の淡々とした演技が素晴らしく、脇を固めた山崎努余貴美子も味わいがあって良かった。その他にも、ポイントとなる≪モノ≫が二つあった。「白鳥」と河原の「小石」である。「白鳥」が飛び立つシーンは、死者の旅立ちを連想させるし、「小石」は人の心(魂)を表しているように思えた。

私は、過去に身近では私の両親・二人の兄そして家内の両親・義理の甥(5歳)を見送った。特に義父は、今から8年前に家で「湯棺」(タンク車が来て配管をし身体を洗った)を施して出棺したので興味深かった。人は、いずれ誰もが死んで行く。でもお葬式はどんな人が亡くなっても悲しいものだ。特に、交通事故で逝った長兄と、心臓の術後で亡くなった義理の甥の場合は筆舌に尽くしがたいものがあった。我々もその日はそう遠くない。家内の場合、自分は家族葬でいいと言う。私は、それ以前に私の入る「棺」を手配するのに苦労するのではないかと、今から心配している。決して長い足を折り曲げないで欲しいものである。(^◇^) 2009040607550000.JPG