3月13日(金) ≪柳川伝承雛祭り"さげもん"巡り≫
(この写真は私の友人が昨日撮影してメールしてくれたものです)
北原白秋の生誕地、福岡県柳川市に女の子の初節句を祝う"さげもん"という雛祭り行事がある。"さげもん"とは、旧柳川藩時代に女の子が生まれた時、親戚・知人から贈られた着物のはぎれでこの子が一生元気で幸せに育ちますようにとの祈りを込めて、縁起の良い「鶴」「兎」「金魚」「宝袋」等のぬいぐるみと一針一針縫い上げた手作りの布細工と鮮やかな七色の糸で巻いた柳川地方伝統の大まり・小まりを組み合わせたものだ。
もともと江戸時代末期に、城内の奥女中が、着物の残り布で子供のおもちゃや琴爪の入れ物を作ったのが始まりで、そのうち吊り下げて楽しむようになったと言い伝えられている。"さげもん"の数51個は、人生50年と言われていた時代に1年でも長生きしてもらいたいという親の願いと、縁起を担ぎ奇数にしたそうな。又、過去・現在・未来いつの時代も変わることの無い女性としての美しさ、優しさ、強さや誇りなどを身に付けて欲しいと言う、切なる親心がそのひとつひとつに込められており、上に"飛ぶもの"中間"に山のもの・木になる(咲く)もの、"下"に水中のものが基本飾りとされている。
因みに、
鶴・・・・・長生き
兎・・・・・おとなしいが、雪山を飛び跳ねる
金魚・・・・・緩やかに泳いで人の目を楽しませる
宝袋・・・・・心の豊かさ
鳩・・・・・幸せと平和のシンボル
蛤・・・・・ニ夫にまみえず
ねずみ・・・・・子沢山
おかめ・・・・・女は愛嬌美人になりますように
鶏・・・・・早起きで仲良くつがいで卵を温める
海老・・・・・年老いて腰が曲がってもなお元気
唐辛子・・・・・小さくてもピリリとからい
梅の花・・・・・寒さに耐えて春に先駆けて花を咲かせる、他
何とも優雅ではありませんか!機会があれば是非、「どんこ舟」に乗って水郷とこの"さげもん"巡りをしながら、名物の「鰻のせいろ蒸し」を賞味したいと考えている。
尚、伊豆稲取にも『つるし雛』の風習があるそうだ。



