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3月10日(火) ≪ベースボールと正岡子規≫
「九つの人 九つの場をしめて ベースボール始まらんとす」≪正岡子規≫
今、ベースボールクラシック(WBC)が盛り上がっている。残念ながら東京ラウンドの決勝戦は0-1で破れたが、北京オリンピックの二の舞になるのではないかと、不吉な予感がするのは私だけであろうか?今朝のニュースでは、既に選手たちはアメリカラウンド二次予選に臨むため、昨晩旅立ったようである。順当に行けばキューバとの対戦になる見込みで、是非とも打ち勝って貰いたいと思う。
冒頭の掲歌は、野球好きで有名な明治を代表する文人、正岡子規が詠んだベースボール九首の一つであるが、何とも主審が『プレイボール』と手を挙げて宣言する前の微妙なドキドキ感が伝わってくる。
その他にも,「久方の アメリカ人のはじめにし ベースボールは 見れど飽きぬかも」(アメリカのアメを『天』になぞらえて「久かたの」という枕詞を頭にもってきた)や「今やかの 三つのベースに人満ちて そぞろ胸の打ち騒ぐかな」など球場の臨場感溢れるものばかりである。彼が生きていれば、心をときめかせながらWBCをいかに詠むのだろうか?
現在使われている野球用語で、「打者」・「走者」・「直球」・「死球」・「飛球」などは彼が考えた造語である。彼は、1902年35歳の若さでこの世を去ったが、没後100年の2002年に「文学を通じて野球の普及に貢献した」として野球殿堂入りしたことは余り知られていない。
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(35歳の若さで没した≪正岡子規≫)



