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Mar

3月9日(月)     ≪手賀沼の春≫

手賀沼.jpg昨日、久し振りに我が家の近くの≪手賀沼≫のほとりを歩いてみた。≪手賀沼≫は、柏市・我孫子市・白井市・印西市にまたがる湖沼である。もともとこの湖沼は、低い台地の侵食谷が、利根川の土砂にせき止められて出来たものである。江戸幕府、八代将軍「吉宗」の時代に一部干拓され現在に至るが、1955年(昭和30年)頃までは、泳げるほどの清澄な沼だったそうだ。

大正時代には、志賀直哉や武者小路実篤らの別荘もあり文人達がこぞって集まって来たらしい。その美しい湖沼も、周辺地域の開発に伴い大堀川や大津川から生活用水が流されたため、日本一水質が汚染された沼となってしまった。近年漸く、各種の汚染対策が施され、更に「北千葉導水路」の完成により、2006年には<11位>まで後退し、トライアスロン競技も行われるほどに回復したのである。

ここは、野鳥の宝庫としても有名で、湖畔にある秋篠宮親王が総裁をを務める『山階(やましな)鳥類研究所』は、我が国唯一の鳥専門の研究所である。久し振りに歩いてみると、周りの緑も濃くなり、土筆も顔を出し始め確かな春の訪れを感じた。しかし、それ以上に感動したのは、二羽の白鳥が、北の国に帰るための飛行訓練をしているのに遭遇したからである。朝早く行ったのだが、正に「三文得した」気分であった。