3月2日(月) ≪さらば!ブルートレイン≫
来る3月13日の出発を最後に、≪ブルートレイン≫と呼ばれる東京都と熊本・大分をJRの寝台特急「富士」・「はやぶさ」が約半世紀に及ぶ歴史に幕を下ろす。これで鉄道車輛の一時代を築いた≪ブルートレイン≫は、大阪以西で全て姿を消してまうのである。この青い車両を機関車が引っ張る≪ブルートレイン≫は、1956年(S.31年)に特急『あさかぜ』が東京~博多間を走り始めたのが最初で、20系特急型客車の全車輛が冷暖房完備で当時"走るホテル"と呼ばれていた。しかし、松本清張の「点と線」にも出てきたこの『あさかぜ』も最終的に2005年、多くの鉄道ファンに惜しまて廃止されてしまった。
実は私は、1961年(S.36年)に親父の転勤で家族そろってこの『あさかぜ』の特か1等?の兎に角上等の寝台に乗って東京にやってきた。その下のランクの寝台は、3段で進行方向に直角に並んでいたが、その寝台は2段で進行方向に並行して設置されており、スペースが広くて子供ながらに優越感を感じたことを覚えている。私の脳裏には、豪華な食堂車で僅かに揺れを感じつつ、ハンバーグとアイスクリームを食べた記憶が今も残っている。又、同じ車輛に当時人気全盛の渡辺プロの歌手"森山加代子"が乗っていて、芸能人を真近に見ること無かった私たち家族は、大いに興奮したものである。
≪ブルートレイン≫の廃止は、車輛の老朽化もさることながら飛行機、新幹線網、夜行バスの発達や安価なホテルの出現で時代の役割を終えつつあるからだろう。残るは、1日一往復となった「日本海」(大阪~青森)・「北斗星」(上野~札幌)や電車の「カシオペア」(上野~札幌)・「トワイライトエクスプレス」(大阪~札幌)など僅かになってしまったが、全て無くならないうちに暇を見つけて是非乗ってみたいものである。
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