2月27日(金) ≪アンジェリーナ・ジョリー≫
22日の日曜日に、≪アンジェリーナ・ジョリー≫主演の『チェンジリング』という映画を見た。誘拐されたと思われる息子を探し求める母親の役を彼女は見事に演じきって居り、久方ぶりの秀作である。この映画は、ロサンゼルスで起きた実話を映画化したもので、アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされ、内縁の夫であるブラッド・ピット(『ベンジャミン・バトン』)と主演賞を、ダブル受賞するのではないかと一部で予想されたが、二人とも叶わずショーン・ペンと同じ歳のケイト・ウインスレットが受賞した。
私が、彼女の映画を初めて見たのが2000年の『60セカンズ』だが、その後『トゥームレーダー』、『ポワゾン』、『Mr.&Mrs.スミス』、『ウオンテッド』他、比較的彼女の闊達な面を押し出した映画を数多く見てきたが、今回は、精神的に思い悩むやや趣が違う彼女の演技を楽しむ事が出来た。私が彼女に関心を持ったのは、彼女の親父さんである「ジョン・ボイド」の印象が強かったからである。
1969年に制作された『真夜中のカウボーイ』では、田舎からニューヨークに出てきた朴訥なカウボーイに扮し、デビューしたてのダスティン・ホフマンと見事に絡み合っていたのである。その後『帰郷』という映画でアカデミー賞の主演男優賞に輝き、押しも押されぬ大スターとなったのであるが仲違いしていたアンジョーとは、漸く1982年に初めて共演したのである。
そういう観点から彼女に注目してきた訳だが、現在彼女は3人の養子とブラピとの間に生まれた3人を併せ6人の子持ちである。又、ボランティアの面でも、国連難民高等弁務官事務所の親善大使を務めていることはつとに有名である。口が大きく女性としては必ずしも私の好みのタイプではないが、10代の頃には育った環境から心を病み、「自傷行為」にまで至った彼女の今後の演技に注目していきたいと思う。



