08
Jan

1月8日(木)    ≪公団高島平団地≫

最近、東京都板橋区の≪公団高島平団地≫の深刻化する居住者の高齢化が問題になっているというTVのレポートを目にした。1969年(昭和44年)に竣工し、1972年(同47年)に入居を開始したこのマンモス団地は都心から最も近い団地とあって、当時家賃が他の団地の2倍程度だったにも拘わらず入居応募が殺到した団地である。

1971年(昭和46年)に入居を開始した多摩ニュータウンに次いで誕生したこの64棟の団地は、当初高収入の高年齢層を対象としていたが、実際入居したのは所謂団塊の世代が殆どだったようで、第2次ベビーブーマーをおこすきっかけとなったようである。実は私も新婚当時の1973年(昭和48年)に、家賃2万5千円で高島平2丁目の賃貸棟(2DK)に入居し、そこで二人の男の子をもうけた。

当時の入居者数約3万人の年齢別人口構成は、20代が34.2%、0歳~2歳が11.2%、65歳以上は僅か1.1%と新婚家庭中心で形成されていたが、それから36年経った現在では65歳以上が34.0%、0歳~14歳が5.1%と高齢化が他の団地に比べても深刻化しているそうだ。又65歳以上の単身者は31.7%、75歳以上に限定すると約半数が単身者という実態もあり我が国の将来を象徴するかのような有り様である。

最近では、この≪公団高島平団地≫も近くの大東文化大学との連携により「再生と活性化」を目指して取組が行われている模様だ。同じような傾向にある大規模団地は、全国各地に数多く見受けられるため、こうした事実を真剣に受け止め且つ既成概念を払拭して国全体で積極的に取り組む必要があるだろう。

そうすることによって少子高齢化の社会にも新しい仕事と文化が創造されてくるの訳で、無為無策の政府に期待するだけではなく、若い年齢層を取り込みつつ地域住民が立ち上がらなければならない時かもしれない。

高島平団地.jpeg 人口.JPG   (現在の≪公団高島平団地≫)           (左が現在、右が36年前の年齢別人口分布)