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12月12日(金)   ≪豊島園のメリーゴーランド≫

≪豊島園のメリーゴーランド≫が、現存する世界最古のメリーゴーランドであることをご存じな方は少ないだろう。昨日の日経新聞夕刊に、アメリカの自動車メーカー「BIG3の救済法案可決」という見出しの横に『今も現役活躍中』としてこの遊戯施設が紹介されていたので調べてみたのだ。

この遊具を1907年ドイツの鉄橋製造の請負人ヒューゴ・ハッセが造ったもので、「カルーセル(回転木馬)・エルドラド」といいドイツ国内をカーニバルで巡回していたが、1911年に第一世界大戦を予感しカーニバルの開催が難しくなると考えたハッセが、アメリカの遊園地・コニ―アイランドに譲り渡したのである。当時、順番待ちの長い列ができセオドア・ルーズベルト大統領はじめ多くの人々が楽しんだという。

半世紀以上もアメリカで愛され続けたが1964年に経営が行き詰まり、買い手が現れないまま倉庫にホコリをかぶっていたが、解体処分寸前の1969年に目玉遊戯施設として豊島園が1億円で買い取ったそうだ。当時のニューヨークの新聞には、「エルドラドが日本に行ってしまう!」という見見出しが話題になったようだが、昨年豊島園も≪メリーゴーランド≫の100周年記念行事に際し、塗り直されニューアルされたそうだ

長い歴史を経て安住の地を得た≪回転木馬≫をブログに書いたのは、或る理由がある。実は約1か月ちょっと前に私は、アールヌーボー調のこの木彫りの」「カルーセル・エルドラド」に孫と一緒に乗ったのである。塗装は綺麗なものの、やけにギシギシと古めかしい音をたてて回転するものだから、そろそろこの≪メリーゴーランド≫もお蔵入りだな!と思いつつ怖がる3歳の孫娘を抱きしめていた記憶がある。

孫娘が、2回目の豊島園を楽しみにしているため既にチケットをネットで買い求めているが、この夢を乗せて回り続ける貴重な文化財とさえいえる≪黄金のメリーゴーランド≫の歴史を知ったからには、次回行った時には、ワイフも誘い真っ先に乗ろうと考えている私である。

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