07
Oct
10月7日(火) ≪私の絵心とトラウマ≫
最近よく街中や公園などで、水彩画の写生をしている年配者の集団を見かけることがある。きっと、人生の終盤を迎え時間に余裕が出来た人達が、新たなる趣味を発掘するため絵画教室に通っているのだろう。
『絵』といえば、私には小さい頃の苦い思い出がある。それは、小学校の2年生の頃だったと記憶しているが、学年で≪絵心≫がある二人が選ばれて、絵を描き出来栄えの良い方が展覧会に出品される事になった。勿論?選ばれた二人の内の一人が私であった。
静物画で描くものは、その年柄『オモチャノの機関車』だった。私の『絵』は、会心でもなかったがまずまずの出来だったので、当然自分が選ばれると思っていた。ところがどうだろう、普段余り目立たないもう一人の彼の作品が選ばれ、私の作品が選考に漏れたのである。
理由を先生に問い質したところ、私の作品は平(表)面的(surface)で彼の作品の方が写実的(rialistic)であったとの答えが返ってきた。彼の作品には忠実に「光と影」が描かれていたのである。私は、人生初の敗北感を味わいそれがトラウマとなって、好んで『絵』を描くのをやめてしまった。
しかし最近になって、無性に『絵』が描きたいと思うことがある。出来たら暇を見つけて基本から習ってみたいと考える今日この頃である。
(展覧会出品用の絵の題材は『オモチャの機関車』だった)



