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10月10日       ≪言い訳≫

人は、期待外れの失敗をしたり約束を違えたり、或いは誘いを断る時に必ず『言い訳』をする。そのパターンは、真実又は嘘を含めいくつか有りそうだ。その一つは、責任を他人に転嫁する場合だ。例えば、待ち合わせ時間に遅れた時に、道路の渋滞や交通機関の遅れを理由にするなどがその典型で、北京オリンピックの野球監督の星野が敗戦を審判のせいにしたのもこの部類に入る。

もう一つが、全く出鱈目な嘘を言ってその場逃れの『言い訳』をするケースで、急に会社を休んだり大事な誘いを断る時に親戚の人間のケガや不幸を理由にする場合がそれである。この『言い訳』は、後で真実が判明した場合は大きく信用を失墜する。

又、「言い訳は一切しません」というのも『言い訳』の一つかも知れない。その他にもいくつか『言い訳』のパターンはありそうだが、特別な理由がある場合を除いて『言い訳』をせずにひたすら謝リ続ける方がどうも人からの受けは良さそうだ。よく亭主が奥さんに浮気の現場に踏み込まれた時、相手と裸で抱き合っているにも拘わらず、否定をし続けなければならないと言われる事があるが、これはどうも頂けないような気がする。

ある雑誌にこのような話が載っていた。雑誌の特派員をしながら長らくパリ生活をしている日本の女性が、パリのカフェは長時間いても平気なので近くのカフェに行き原稿を仕上げていたところ、隣のテーブルできちんとした身なりの紳士が一人でリキュールのグラスを傾けていたのがなんとなく気になった。暫くしてその男性の姿はなく、店のギャルソンが彼の勘定書を彼女に持ってきて払えと言ったそうだ。

「どういう意味?」と問いただすと「あなたのご主人が、払いは妻がするから・・・」と言って先に帰ったという。彼女がいくら見ず知らずの人だと言い訳?をしてもギャルソンは「店の主人に叱られるからどうしても払ってくれ」と言い張ったため、それ以上口論して騒ぎを大きくしても得策ではないと考え払ったそうだ。

そして、その手口が敵ながら天晴れだしお洒落だと思ったそうだ。このケースは『言い訳』をしなくていい人間が『言い訳』をする羽目になった訳だが、もしこの紳士が運悪く捕まった時にどんな『言い訳』を並べるか興味があるところである。

今日は10月10日(TEN)、<空の日>だそうだ。東京オリンピックの開会式があった日で、以前から<体育の日>として天気の好いことで知られている。私もこれからは諸事万端、今日の空のように晴れやかな気持ちで、一切≪言い訳≫をしなくていいような生活を送りたいと考えている。 2008101011400000.JPG

(今日もいい天気です!<わが社を裏から望む>)