11
Aug

8月11日(月)  ≪ヤワラちゃん時代の終焉・・・谷亮子のとった戦法に思う≫

無題.JPG金メダル確実と言われていた柔道のヤワラちゃんこと谷亮子の北京五輪は、準決勝の敗退で、呆気なく終わってしまった。これから始まるのは、彼女がとった戦法と協会批判であろう。準決勝の5分間は、真にもって内容に乏しくつまらない5分間であった。

ここ数年の彼女の戦法に、私は首を傾げざるを得なかった。勝っても若い当時の攻めの姿勢が感じられず、相手の攻めを返すという戦法を取り続けた。ボクシングで言えばカウンター戦法で、良く言えば相手の力を利用する、悪く言えば消極的なのだ。

12年前にアトランタで北朝鮮選手に負けて以来の外国人選手に対する敗退だそうだが、私は最初から、金メダルをとったルーマニアの選手に気持ちの上で、負けていたように思える。彼女は、国内選考会で負けた日本人選手のためにも積極的に攻め続け、絶対に金メダルを持ち帰えなければならない宿命を背負っていた筈だ。

かつて日本柔道界に君臨した山下泰裕も、外国人選手に負けないことで有名だった。彼の場合、全盛期の前半は遠藤、後半は斉藤という強力なライバル達が居たが、彼らにも決して負けなかった。何故なら、彼はどんな状況でも攻め続けたからである。

勝負事でよく使う言葉に"攻撃は最大の防御なり"というのがあるが、谷亮子は北京オリンピック準決勝の5分間、いや後半の2分間を悔いているだろう。恐らく5個目のメダル獲得の感激は全く無いと思う。 そしてこの2分間は、一生死ぬまで悔しい思い出として残るであろう。

企業においても、経営者は"攻めるべきか守るべきか"の選択を迫られる時がよくある。
私は迷った時は、"攻める"事にしている。 それは、勝利の女神が往々にして"攻める"側に微笑むからである。