私は中高年?
"Boys, be ambitious!"「少年よ 大志を 抱け!」
この言葉は1877年4月16日にウイリアム・S・クラーク博士が札幌農学校(現北海道大学)の教頭を辞するにあたり教え子達に送った有名な言葉である。
日本人誰もが小学校で習った北海道の開拓の歴史を代表する言葉であるが、調べてみると実際は、別れの際に馬上から贈った言葉で「君たちも頑張りなさい」程度のものだったというのが真実らしい。
しかし、そんなことはどうでもいい。
ここで言う"Boys"「少年」とは何歳位の男たちを言うのか長年気になっていたことを調べてみることにした。厚生労働省の一部資料(健康日本21など)では、幼年期0~4歳、少年期5~14歳、青年期15~24歳、壮年期25~44歳、中年期45~64歳、高年期65歳~という区分になっているらしい。
ここにきて「少年」なんか更にどうでもよくなってきた!
私は、中年?はたまた中高年?
後期高齢者医療制度(改正して長寿医療制度とするらしいが?)なんて、国民が忌み嫌うようないい加減な言葉を作ったお役所が定めた基準なんか信ずるに値しないが、何故か自分には思い当たるふしがある。
船橋駅から東京駅に総武線快速で行くと地下5階のホームに停車する。疲れている時は僅か30分足らずの乗車時間だが、落ち着いて用事を済ませる目的もあってたまにグリーン車に乗ることがある。
そうすると幸か不幸かちょうど地下5階から地下1階に昇るエレベーターの脇に止まるのであるが、そこから葛藤が始まる。
待ってでもエレベーターに乗るべきか?それとも長いエスカレーターを自分の足で乗り継ぐべきか?数分、いや数秒考える。「私はまだまだ若くて元気だ!そこに居る若者たちと同じように長くて急勾配のエスカレーターの右側を軽やかな足取りで一気に駆け上がればいいじゃないか!」
「やめとけ、やめとけ!君はもう中高年?なんだ。これから人に会うのに疲れた顔では、交渉事も上手くいかないよ!辛抱して周りのお年寄りたちを先に乗せて最後にエレベーターに乗り込めばいいじゃないか!」
さて、どちらを選択したかは、皆さんのご想像にお任せするが、何と東京という所は、我々中高年にとって疲れるところか!
中高年の意味を調べて見たら、その定義が意外といい加減なので驚いた。
国語辞典・・・中年と高年。40~50歳をいう。
大辞林・・・中年と高年。普通、45歳~65歳程度の人をいう。
和英辞典・・・「middle age」40歳~60歳
マチマチだが、少なくとも45~50歳はどれにも該当しているので間違いはないようである。
かたや熟年を調べてみると
「人生の中で成熟した年代。1970年頃につくられた語で、始め老年の意、次いで中高年の意で用いられるようになった。」
ますます抽象的過ぎて訳がわからなくなってきたため、念のために「老年」も調べてみた。
老年・・・年をとって心身の衰えが目立つ年頃。又、その年頃の人。
うーん、これも当てはまるかも?
私は堺屋太一が1947~1949年までの第一次ベビーブーマーをさしていった『団塊の世代』という言葉は、決して嫌いではない。
その前後の方々には申し訳ないが、私がそれに当てはまるということ、妙に仲間意識が強い年代であること、そして未来永劫ぶれる事がない言葉だからだ。
そして考えるに、我々『団塊の世代』が、余生を楽しく暮らして行くためのキー・ワードは、「お金・健康・家族の安定した(バランスがとれた)関係」あたりにどうもありそうだ。
<東京駅構内エレベーター>
<東京駅構内エスカレーター>



